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スタジオに戻りヒョクチェとドンヘを捕まえ、
写真を見せてヌナについて知ってる事を
全部話せと言った。
DH｢俺達も人から言われたから
詳しくは知らないよ｣
｢ドンヘ、俺はどうすればいいのか
教えてくれ。頼む‥‥｣
DH｢ヒョン‥‥‥‥
じゃあ、詳しく知ってる人を紹介する｣
EH｢おいっ!!!ドンヘっ!!!｣
DH｢だってヒョク、このままじゃ
ヌナもヒョンも可哀想だよ｣
取材を終えてドンヘと
その詳しい人とやらに会いに行く。
俺はヌナを救いたい。
許されるならヌナを守りたい。
ドンヘに連れて行かれたのは『彩』
個室で待っていると
ドアを叩く音がして
入ってきたのは
若い男だった。
DH｢ヒョン、コイツから話聞いてね。
俺は帰るから｣
？｢はじめまして。
店長の山野 航平です｣
｢あ、SuperJuniorのイェソンです｣
航｢えーっと、ドンヘヒョンから
うちの姉のことを
詳しく話してやれと言われたんですが｣
｢え？姉？誰？｣
航｢ヨン ウォニです
少し歳が離れてますけど
正真正銘の弟です｣
そう言って笑った顔がヌナに似ていた。
そして航平はゆっくり、
思い出すように話し始めた。
航｢姉が韓国に来て5年になります。
最初は日本で活動していました。
でもある日、韓国のテレビ局から
姉のシナリオでドラマを制作したいと
話があり、それから韓国で
活動するようになりました。
最初の作品は山野Aで
発表したはずだったんです。
でも実際、ドラマの制作発表の時には
姉は呼ばれませんでした。
作家も知らない韓国人の名前に
なっていたんです。
それでも姉は日本人の名前で
活動していました。
いつかわかってもらえると。
でも、作品には興味を示すテレビ局も
作品だけ欲しいと。
日本人の名前の作品はいらないと。
その内、姉の人格まで否定されるように
なったんです。
仕方なくヨン ウォニと言うペンネームで
活動し出しました。｣
｢航平って言ったっけ？
もういいや。｣
航｢え？｣
｢ヌナの痛みは分かったから。
航平、俺、お前のお姉さんのこと
好きなんだ。告白してもいいか？｣
航｢俺が決める事ではないので。
ただ、傷つけないでください。
心を開くまで、時間かかるかも...
でも諦めないでください。
俺は姉に幸せに笑って欲しいです｣
｢わかった。約束する｣
俺は決めた。
ヌナに会いに行こう。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年1月17日 0時
