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朝、宿舎の騒がしさで目が覚めた。
宿舎の朝はとにかく騒がしい。
メンバーは好きだ。
うざい時もあるけど
ここ数年は安定して好きだと思ってる。
ヒョン達は本当の兄貴のように
頼りになる...時があるし、
弟たちは煩い時や生意気な時もあるけど
まぁ可愛いと思っている。
ここ１週間、新曲のための準備で
スタジオに通い詰め。
歌はまぁ得意分野だから
なんとかなるが、問題は振り付けだな。
頑張ってはいるが、
ヒョクチェやドンヘのように
...とは、いかないもんだ。
重たい身体を無理矢理起こすと、
深い溜息が出た。
RW｢ヒョン、起きてる？｣
いつも早めに起きてくるのに
起きてこないからと
心配して部屋まで来たリョウク。
RW｢そろそろ、準備...しないと...｣
｢おー｣
返事はしたものの
身体が重い。
頭も痛い。
今日の予定はなんだっけ？
RW｢ヒョン？...顔色悪いよ...｣
｢今日ってなんだっけ？｣
RW｢作家の先生とPVの打ち合わせだよー。
ヒョン、行かない？｣
｢いや、行く｣
今回のPVは俺たちにとって初めて
短編ドラマを撮ると聞いている。
ダンスバージョンも制作するが
曲に合わせたドラマを制作すると
マネヒョンが張り切っていたっけ。
そのドラマの
シナリオと脚本を担当する先生と
初顔合わせ。
休む訳にはいかない･･･よな。
重い身体に鞭打って
準備にとりかかり、
20分後、マネヒョンが
迎えに来て2台の車で出発した。
打ち合わせの場所は
事務所の会議室。
ドアを開けると
中央に大きなテーブルと
その周りに椅子が並べられていた。
作家の先生側の人が2人、
既に右側の真ん中に辺りに座っている。
ショートカットで眼鏡をかけた
女の人が一番奥に。
手前には
細身のグレーのスーツを着た男。
リーダーのトゥギヒョンから
順番にメンバーが座り、
俺はドンヘの横に腰を落とした。
その時、ドアの横に座る
もう1人の女性が目に入った。
DH｢ヌナっ!!!来てたんだね〜〜〜♪♪｣
ドンヘが１度座った椅子から立ち上がり
その女性の元に駆け寄った。
なんだか親しそうに話をしているが･･･。
肩から20cm程のロングの髪
少し赤みがかった茶色で
ウェーブがかかっている。
細身で顔も小さい。
ドンヘが並ぶとすごく小さく見えるその人は
･･････だれだ？
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作者名：さるるん
| 作成日時：2015年1月17日 0時
