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軽い足取りで、門から扉までを歩く。
いつもよりひとつ多い出前はあまり気にならなかった。
「こんばんは。お電話が少し遅くなってしまい、失念をいたしました。」
扉を開けるとていねいに挨拶をされ、商品を受け取られる。
「いつもよりひとつ多いんですね、お客様ですか?」
「ええ、実は、
あなたを招待してほしいと、ご主人からお申し付けがありまして。」
今までよりも長い会話に緊張する。
目線を合わせるのは難しく、
今日もしっかりと締められたタイに目がいった。
「本当ですか。それは光栄です。」
本当はもっと興奮していた。覗いてまで入ってみたかったお屋敷に招かれたのだから。
「ご都合は大丈夫でございますか?」
「もちろん。本当に大丈夫ですか?」
「ええ、是非。」
ポケットから携帯電話を取り出す。
「もしもし、はい。今帰るところなんですけど、道が混んでいて、迂回して遠回りするので、はい。勤務時間外の給料が伸びそうなので、要らないです。はい。お願いします。」
「それでは、中へご案内します。」
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うさぎ。 - 題名、住野よるさんの「また、同じ夢を見ていた」と同じですね。 (2018年2月21日 23時) (レス) id: 428b6fc747 (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - 新作ありがとう。まだ内容が分からないからワクワクしてます。ほんとですよ^ ^ (2018年2月15日 15時) (レス) id: 1f2e7aa42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あみ | 作成日時:2018年2月14日 22時