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それから1週間と少しして約束の時間、電話がお店に入ることはなかった。

 

なぜだろうと考えながら、この間の覗き見を思い出す。



取り返しのつかないことをしたと、落ち込みながら




店長から頼まれた新しい仕事へせかせかと向かった。
 




あのお屋敷からの電話を待ちながら。すぐに1件、また1件と仕事を終わらせた。
 
 
 
 









「帰ってきて早々頼むの申し訳ないんだけどさ、」
 
 店長が焦った様子で話しかける。
 






「みんなラッシュで配達行っちゃって。これ、お願いしていい?」
 
 


いつもよりひとつ多く遅い出前。









お届け先はあのお屋敷だった。
 
 


「分かりました。」
 



「帰ってくる頃にはいつもより遅いと思うけど、その分給料付けとくからさ。」
 


 


そんなことはどうでもよかった。
 






帰りが遅くなるとか、給料がどうとか、関係ない。
 









来ないと思ってた、あのお屋敷からの依頼が嬉しかった。
 
 





いつもの場所にバイクを止める。
 







「どうも、お届けです。」
 






「こんばんは、お入りくださいませ。」

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うさぎ。 - 題名、住野よるさんの「また、同じ夢を見ていた」と同じですね。 (2018年2月21日 23時) (レス) id: 428b6fc747 (このIDを非表示/違反報告)
クンミン(プロフ) - 新作ありがとう。まだ内容が分からないからワクワクしてます。ほんとですよ^ ^ (2018年2月15日 15時) (レス) id: 1f2e7aa42e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あみ | 作成日時:2018年2月14日 22時

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