Ｍｙ　Ｆｏｒｔｕｎｅ　With　My Love ～ＪＪ～　第４章 (ページ9)

今日:34 hit、昨日:0 hit、合計:111,784 hit

急な呼び出しページ9

２月に入り、３人を取り巻く環境は激変し、一切の地上波での活動が制限された

韓国のマネージャーが言っていたことはこのことだったのかと、改めて痛感した

それでも、個人活動はある程度、可能だったためか、ジェジュンのドラマ出演も決まり、その準備に余念がなかった

毎日がお互いに忙しく過ぎていた

ＪＪ「近頃、オフィスでも、あまり会えないね・・・」

ソファで、私のひざに頭を乗せ、携帯をいじりながら、ジェジュンがつぶやいた

A「仕方ないでしょ？ジェジュンだって、忙しいし、私だって、しなくちゃいけない仕事も抱えてるし」

ＪＪ「だからさぁ・・・仕事が終ったら、まっすぐここに来てもいい？」

A「それはいいけど・・・でも、もし、写真でも取られたら、大変なんじゃない？」

ＪＪ「俺は平気だよ・・・堂々としていればいい」

A「それは、違う・・・今は大切な時だよ、雑音は必要ない・・・」

ＪＪ「A、Aのことは雑音じゃない」

A「ありがと・・・でも、今はこうしているだけで、十分」

そっと、ジェジュンの髪を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じた

ジェジュンの持っていた携帯が振動した

画面を確認すると、急に起き上がって、ボタンを押した

ＪＪ「もしもし・・・はい、どうも・・・はい」

姿勢正しく、返事をしながら時折、笑顔で話している

視線が合うと、ごめんというように手で上げて、別の部屋に入っていった

A「珍しい・・・」

さっきまで飲んでいたカップを洗う為に、キッチンに来た

ＪＪ「ごめん・・・ちょっと、出かけなくちゃいけない・・・」

時計を見ると、１１時を回っている

A「・・・友達？」

ＪＪ「今度のドラマで競演する人たちで集まってるから来いって・・・ごめん」

A「気にしないで！！！いってらっしゃい！！！」

ＪＪ「少し、付き合ったら、また帰ってくるから！！！」

A「うん・・・待ってるから」

玄関まで行き、その背中を送り出した

今回のドラマは、噂が流れた段階でかなりの注目を浴びており、正式に決定されると「夢のキャスティング」だと報道されていた

これが決定すれば、３人の活動にもいい影響が出ると言って、ジェジュンは毎日、演技の練習など、毎日を忙しく過ごしていた