我慢強い君 ページ43
呼び出し音が聞こえる・・・
ＪＪ「もしもし・・・」
ＹＣ「ジェジュン・・・」
ＪＪ「ユチョン・・・どうした？」
ＹＣ「どうしたじゃねぇよ・・・」
ＪＪ「なんだよ・・・何、怒ってんだよ・・・」
ＹＣ「なんで・・・なんで、その女と 部屋にいるんだよぉ！！！」
ＪＪ「・・・・・」
ＹＣ「Aは こんなに・・・」
ＪＪ「Aが どうしたって？ どうしたんだよ！！！」
車の外から、Aに視線を向けると、Aが目を覚まし、こちらを見ていた
ＹＣ「・・・いや、なんでもない」
ＪＪ「何でもないわけ ないだろう！！！ Aが どうした！！！」
そう叫んだジェジュンの声の後ろから、あの女の、ジヨンの声が聞こえた
ＧＹ「ジェジュン・・・誰と話してるの？」
俺は 何も言わずに電話をきった
携帯を閉じ、車に戻ろうと振り返ると、Aが車から降りようとしていて・・・
ＹＣ「A、もう、車出すから、乗って・・・」
A「ユチョン？ なんでジェジュンのところに来てるの？」
ＹＣ「いるかなって思ったんだけど、留守だった・・・」
A「そう・・・それは 残念・・・」
寂しそうにうつむく君を 見ていられなかった
ごめん、今の君に 伝えるわけには いかないよ・・・
きっと、壊れてしまうだろ？ それが 俺は怖いんだ・・・
助手席にAを乗せて、車を出そうとしたとき、マンションの入り口から、ジェジュンが 走り出てきた
助手席の窓を見て、ジェジュンが駆け寄ろうとした時、その後ろから ジヨンも 姿を現した
A「ジェジュン、いるじゃない・・・あれっ？」
俺は 何も話さず、車を発信させた
A「今の人・・・この前の写真の・・・」
そうか、知ってたね・・・ジヨンさんのこと・・・
ＹＣ「なんか用事で、来てたのかも・・・」
A「・・・・そうだね」
うそつき・・・今の顔をみれば、そんなこと思ってないの ちゃんとわかるよ
ほら、もう、涙があふれてきている・・・
唇をかみながら、俺にばれないように 我慢してるんでしょ・・・
ハンドルを握りながら、手を伸ばし、Aの手を ぎゅっと握った
ＹＣ「いいよ・・・我慢しなくても・・・」
それでも、声を殺しながら、俺の手を強く握りしめ、Aは 泣いた
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作者名：月影花 | 作成日時：2011年11月21日 21時
