Ｍｙ　Ｆｏｒｔｕｎｅ　With　My Love ～ＪＪ～　第４章 (ページ34)

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積み重なった思い出ページ34

懐かしさと共に、過去の記憶が蘇る・・・あの時は、どんなにつらくても、肩を抱いて励ましてくれるメンバーが常にそばにいた

全員で、笑ったり、泣いたり・・・そんな時間をすごしながら、切り離せない絆を作り上げた

エレベーターに乗る・・・

壁にある傷が目についた・・・これ、まだあったんだ・・・

上手くいかないことがあると、ものに当たるマンネ

疲れきって部屋に帰るとき、いきなり、こぶしを叩きつけた

一緒に乗っていた俺はそんなあいつを抱きかかえ、背中を摩ってやった

あの頃は、若かったな・・・

思い出が走馬灯のように流れた

ゆっくりと、歩き、部屋の前で立ち止まった

呼び鈴を押すと、声が聞こえ、ドアが開けられた

ＧＹ「いらっしゃい！！！」

明るい笑顔のジヨンさんが俺を引き入れた

玄関に入り、周囲を見回した

昔は靴があふれていた玄関・・・

酔っ払って帰っては、ぶつかりながら、歩いた廊下

部屋中のあちらこちらに俺たちの思い出が残っていた

ＧＹ「ジェジュン・・・懐かしいでしょ？」

ＪＪ「はい・・・そうですね、こんなにボロボロだったんですねここ・・・」

ＧＹ「大家さんが修理するって言ったんだけど、そのままにしておいて欲しいって頼んだの・・・」

そういいながら、ジヨンさんはコーヒーを運んできた

ＧＹ「今回のこと・・・もう少しで、共演できたのに、ほんと、残念だっ
た」

ＪＪ「そうですね・・・仕方のないことですけど・・・」

ＧＹ「ねぇ・・・私、次の仕事、決まりそうなんだけど・・・もしよかったら、一緒に出演しない？」

ＪＪ「え？・・・」

ＧＹ「もう、台本も届いていて・・・相手役に推薦しようかと思ってるの」

ＪＪ「はぁ・・・」

ジヨンさんは立ち上がり、別な部屋から台本を持ってきて俺に見せた

ＧＹ「ジェジュン・・・私たち、こうして、めぐり合ったのも運命だと思ってる・・・」

隣に座りながら、俺の横顔を見つめていた

ＧＹ「ねぇ、そうでしょ？だから・・・」

ＪＪ「すみません・・・俺、ジヨンさんとは先輩、後輩の関係でいたいです」

まっすぐに見つめながら、伝わるように話した

ＧＹ「何、言ってるの？・・・私たち、運命だって、いってるじゃない・・・」

ジヨンさんの声が震えていた