検索窓
今日:17 hit、昨日:15 hit、合計:81,611 hit

ページ19




街に出れば、人々の視線が私の隣を悠々と歩いている彼に向く。
当の本人は気にもしてないみたいだけど。


そりゃそうだよね、こんなピエロみたいな格好してたら見るよね。
私だって、知らない人だったら3度は見ると思うし。



「ヒソカさ」


「なんだい?♢」


「その格好飽きない?」




クックッと喉を鳴らしながら、ボクは奇術師だからね、と彼は言った。




「いや答えになってないし…。」


「ボクの事は、Aだけが理解していればいいのさ♠」


「いやいや、あんたの考えてることなんて誰も分からんわ!」




連れないなぁと、ヒソカは肩を竦めて困ったように笑った。


私、あなたのその困ってる顔が好き。

いつも余裕な笑みを浮かべて、心を覗かせてくれない彼の心を覗き見ることが出来たみたいだから。




「A、今ボクの事考えてるでしょ♡」


「なッ…、は!?考えてないし!?!」


「図星だね♣ボクはAの事はすべてお見通しなのさ♢」




彼の言う通り、確かにヒソカの事を考えていたので2度目の否定は出来ずにいた。


もう普段の余裕そうな笑みを浮かべた彼に戻っているのが少し残念だ。



「じゃ、店此処だから待っててね!」



絶しても分かるんだからね、と言い残し、私はヒソカと別れ店の扉を開けた。

*→←ヒソカ=モロウ ※甘



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (121 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
216人がお気に入り
設定タグ:HUNTER×HUNTER , H×H , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

立花桜夜(プロフ) - 子育て頑張ってください!応援してます!!! (2020年9月5日 10時) (レス) id: ae3cb0196f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 世界の髪飾りさん» よかったああああヽ(^◇^*)/いいえ〜こちらこそありがとうございます! (2020年3月22日 8時) (レス) id: fd04f6af33 (このIDを非表示/違反報告)
世界の髪飾り(プロフ) - 桃さん» はっ……戻った(コメントのレスありがとうございます泣) (2020年3月22日 1時) (レス) id: 59c2745593 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 世界の髪飾りさん» ギャアアア!!ゴンくん召喚!笑笑 (2020年3月19日 6時) (レス) id: fd04f6af33 (このIDを非表示/違反報告)
世界の髪飾り(プロフ) - 桃さん» わぁめっちゃうれしい!じゃあ溶けます!← (2020年3月18日 15時) (レス) id: 59c2745593 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年11月11日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。