目が覚めたら同期の家でした（橙） (ページ2)

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着替えを貸してくれるということなのでありがたくシャワーを浴びさせてもらう

スッキリしたら、なんとなく思い出してきたこともあった。

まだ飲み会の後なぜここに来たのかは思い出せないけど

『あ、向井くんの匂い…』

着てみると思ったよりも大きな服に向井くんのスタイルの良さを感じて

ドキドキしながらリビングに向かう

「朝ごはん、ごめんやけど簡単なものしかなくて…とりあえず味噌汁は作ったらまずはそれから飲んでな？」

『あ、ありがとう…』

眩しい。。

エプロンしてお玉持った向井くんがキッチンからちょこっと出てきた。

後頭部の寝癖まで含めて最高すぎるな…

って、待って。

酔っ払った上にもしかしたらいろいろしてしまったかもしれない同期に朝ごはんまでお世話になっている。

めちゃくちゃ迷惑なやつじゃん！！！

どうしよう、と思っているうちに
テーブルに朝ごはんを運び終えた向井くんが座って！
と言ってくれたのでとりあえず促されるままに着席。

『いただきます…』

しみる…。向井くん天才。

「味噌汁、どお？豆腐とわかめがええんよな！」

『あ、おいしい…ありがとう。』

私のパニックをよそにニコニコしながらお味噌汁を飲む向井くん

しばらくテレビの音をBGMに
好きな味噌汁の具は？とか
朝ごはんはご飯派かトースト派か？とか
当たり障りないことを話しながらご飯を食べる。

…いや！！そうじゃ無くて！！！

大変に気まずいけど、聞くしかない…よなあ。

　