片想い。Tomohiro K. (ページ10)

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『じゅーんたくーん……』

しげたちに弄られたことを愚痴ろうと、
隣の席の淳太くんに話しかけるも、返事はなかった。

そういえば風邪ひいたとか言ってたっけ、

放課後、お見舞いにでも行こうか。

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昼休み

事情聴取と題して、連れてこられた屋上

望「洗いざらい吐いてもらうで！」

……こうなった望は心底めんどくさい。

自称、恋愛マスターかなんだか知らんけど。

『もー！わかったから！』

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この前、淳太くんに話したコトを2人に話す。

望「……ええなー、一目惚れええなー！ちなみに俺の好きな人も一目惚れやねん！！」

やけにニヤニヤして鼻息荒い望くんは無視。
今はあなたのターンではありません。

大毅「神ちゃんかあ。確か今は彼女おらん言うてたな」

『ほんまに？』

大毅「おん。」

彼女いないんだ。そっか……
なら私にもチャンスあり！！！

『どうやったら振り向いてくれるかなあ』

大毅「んなもん、いつも通りに過ごしてたらええ。」

『ほんまにい？』

大毅「おん。まあ、なんかあったら言ってきて。相談乗ったるから」

『ありがと、』

……初めてしげに相談して良かったって思えた。

それに、神山くんとしげは、幼馴染らしいし。

協力な助っ人、ゲットです。

望「って！！俺のこと無視せんといて！！！！」