9 ページ9
.
『おはようございますー！』
今日も今日とて、風化委員の挨拶当番。
「おはよう！！」
朝からやかましい声で挨拶するのは、同じクラスの重岡大毅
『おはよ』
大毅「今日もかわええな♡」
と、もう1人。
「おいしげ！俺のAちゃんを口説くなや！」
爽やか高身長イケメン小瀧望くん。
2人はサッカー部で、中学からの同級生だそう。
『望くん。いつから私は望くんの彼女になったんですか』
望「えー、先月やんか。覚えとらん？」
『知らん！』
大毅「あひゃひゃ。振られてやんの〜！やーいやーい！」
『しげも同じやかんね！』
他の生徒たちからの白い目。ったく、朝から騒がしい。
でも嫌いじゃない。むしろ楽しいの。
いつものように、望くんとしげと喋ってて
後5分で仕事が終わる。ってときに、来た。
「Aちゃん、おはよう」
『お、おはよ！』
「あ、しげものんちゃんもおるやん、おはよ」
大毅「おはよーさん！」
あぁ、今日もかっこいいよ神山くん。
朝から喋れるなんて幸せすぎるよ……
「ほな、また後でな。」
去っていく後ろ姿すらかっこいい……
私末期かも。
大毅「……もしかしてAちゃん、神ちゃんのこと好きなんか？」
『んぇ？！』
大毅「ぶは。変な声。だって、顔。赤いやん。」
『うそ……』
そんな顔に出てたん……やだ恥ずかしい。
望「マジで！Aちゃん、神ちゃんが好きなん！」
『ちょ！声が高いよ！！』
大毅「否定せんっちゅうことは、そういうことやな！」
望「あとで事情聴取やな♡」
しかもバレたらめんどい2人にバレてもうたし……
最悪や。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちぃすけ | 作成日時：2020年4月7日 21時
