片想い。Tomohiro K.

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「これうまっ！」



目の前に座る神山くんは、先ほどまで女子なん？ってぐらいパシャパシャ写真を撮ってて、


あ、やっぱ男の子なんだ。と再認識させられるほど大きな口を開けて頬張ってた。



あらら、頬にクリームをつけちゃって……



『ねえ淳太くん。神山くんのギャップ萌えがやばい』



隣に座る淳太くんにこっそり、耳打ちをすると


淳太「また始まった…」


心底めんどくさそうな表情をして、アホらし。と備え付けの水を飲んだ。




見た目バッチバチのヤンキーが
JKに大人気のパンケーキを頬張ってるんだよ。これ正気で見れないわ。



「なんや、2人とも食べへんの？いらんなら貰うで」


『え、まだ食べたいん？新しく買ってあげるよって淳太くんが』


淳太「おい待てや、勝手に決めんな」


「ほんま？！淳太くんありがとうな！」



にぱーっと笑って、耳のピアスをゆらゆら揺らす


淳太「はあ？！」


なんで俺やねん、とぶつぶつうるさい淳太くん。
でも知ってるよ。なんだかんだ払ってくれるってこと。



『淳太くんありがとーね！』


淳太「しゃーなしやからな！！」



あと、ツンデレだってことも。

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