片想い。Tomohiro K. (ページ5)

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「ほんま淳太くんと仲良いな、付き合っとん？」

神山くんを挟んで3人横並びでモールへ向かう途中、

私と背丈が変わらない神山くんが、淳太くんに聞こえない声で話した。

『ううん、付き合ってない。まあ、正確に言えば、最近別れた』

「うそやん！！」

『嘘やで』

「なんやねんな！」

笑ったり怒ったり、忙しいね、神山くん。笑
でも神山くんには言えないの。淳太くんとの秘密だから、ごめんね

「じゃあ、今フリーなん？」

『うん、残念なことにね』

「そうなんや、可愛いのにもったいないな」

か、か、神山くんには可愛いって言われたっ！！嬉しい！！

だってあなたが好きだからなの。って言えない言えない。(笑)

「じゃあ俺にもワンチャンあるな」

淳太「何言うとんねん(笑)。やめとけやめとけ」

「なんや、淳太くん聞いてたんかいな」

淳太「いやこの距離で聞こえへん方がおかしいわ」

『淳太くんはおじいやから聞こえてへんと思ってたわ』

淳太「しばくぞお前」