片想い。Tomohiro K. (ページ29)

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『ただいま』

淳太「おう、おかえり。ご飯できてんで」

『手、洗ってくる』

淳太「おん」

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テーブルの上に私の大好きなハンバーグ。

向かい合わせに座り、
いただきます。と2人手を合わせる

『……ん、美味しい』

淳太「ほんま？よかった」

『淳太くんが作ったん？』

淳太「せや。なんとなく作りたかってさ」

『ふーん』

形はいびつだけど、味はいつも作る味だった。

淳太くんらしくない。

料理が苦手で、料理担当はいつも私なのに。

淳太「どやった？神ちゃんとなんか進展したか？」

淳太くんはこういう話になると、絶対ニヤニヤする。

もう18歳やのに、永遠の思春期やっ！ってしげにこないだ言われてたぐらい。

言うか迷ったけど、

淳太くんにはたくさん迷惑をかけたから、言うことにした。

『……付き合うことになりました。』

淳太「おー、おめでとう」

よかったな、と頭をなでてくれる。

自分で言っててあれだけど、
本当に付き合えるとか夢みたい。。。

淳太「小瀧が知ったらビックリするやろな(笑)」

『せやね』

淳太「まあ、なんか困ったことあったら言うてな。」

『うん。ありがとう』