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放課後。
『もーバカ淳太!バカバカ!!』
淳太「ごめんやん!」
いつも一緒に下校してる、腐れ縁の淳太くんに
なんでこんなに怒ってるかっていうと……
「淳太くんとAちゃんってほんま仲ええな」
耳にギラギラと光るピアスを揺らして笑う、神山くん。
そう!神山くんが目の前にいるんですよ!!
放課後一緒に遊ぶって聞いてたけど、ここに来るなんて聞いてなかったし!ほんま淳太くん心臓に悪いねん。
淳太「神ちゃんに言うてなかったっけ?俺ら幼馴染やねん」
「えー、ほんま?にしては仲良すぎとちゃう?」
目元にシワを寄せてケラケラ笑う淳太くんは、親指で私を差した。
神山くんが驚いた顔でこちらを見る。神山くんのまつ毛綺麗…。なんて場違いなことを思ったり。
淳太「ほんまほんま(笑)。だってこいつ、好きな人おるから」
「ほんまなん?」
『え??!!』
な、な、なに爆弾かましとんねん淳太!!!!!
「なー教えてやー。Aちゃんの好きな人〜。俺気になって夜しか寝られへんなるて」
『いや夜寝れるなら大丈夫やで!!』
神山くんやねん♡なんて言えるわけない!
後で淳太くんしばく!
「はーやーくー」
『ヒントだけね!同じクラス!!!』
「へー、同じクラスなんか。探しとこ!」
あぁ……その笑顔好き……
神山くん。あなたが好きですよ。
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『淳太』
「なんや?話せてよかったやろ?笑」
『それとこれとは別や!今度ご飯奢ってな』
「はいはい、笑」
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作者名:ちぃすけ | 作成日時:2020年4月7日 21時