大切な仲間だから【橙】

１５.お風呂！ ページ16

みんなの用意ができたところで俺たちはあのでかい風呂へ向かった。



＊ーー＊ーー＊ーー＊ーー＊ーー＊ーー＊ーー＊



1人1人にあるシャワー台でそれぞれ体やら髪やらを洗う。



…もう驚かなくなってもうたな。



そんなことをぼんやり考えてると、るぅちゃんがなーくんに話しかけた。



るぅと「なな兄！お背中洗います！」



ななもり。「るぅちゃん！ありがとぉう！」



るぅちゃんがなーくんの背中をｺﾞｼｺﾞｼと洗い出す。



かわいい



俺は思わず微笑んだ。



莉犬「あ！じゃあ俺がるぅちゃんの背中洗ってあげる！」



莉犬がそう言うと、るぅちゃんが目を輝かせて喜んだ。



るぅと「ほんと！？嬉しい！ありがとっ！」



さとちゃんも負けじと言う。



さとみ「俺もする！」



莉犬「ありがとう！」



俺だってやりたい！！！



ジェル「俺も混ぜてや！」



さとみ「おう！」



そこで俺は無意識にころんの方を見た。



ころんは一生懸命髪を洗っていて、俺たちの会話に気づいてないようだった。



それを見たさとちゃんがころんに声をかける。



さとみ「おーい！ころん！」



シャワーで泡を落としたころんが、さとちゃんの声でようやく俺たちが一列に並んでいることに気がついた。



ころん「…あ！何やってんの！？僕を仲間外れにしないでよぉ！」



ちょっと泣きそうになるころん。



普段の姿からは想像できない。



…あれ、普段の姿ってなんだ…？



まぁいっか！



さとみ「ころんも来いよ！w俺の背中、洗ってくれ。」



ころん「…！うん！！！」



ころんが嬉しそうに笑ってこっちへ走ってくる。



おいおいこけるなよ？w



俺の心配をスルーしつつ、ころんは無事にさとちゃんの元へたどり着いた。



それから6人で背中を洗い合って、お風呂に浸かって…



心も体も暖まってスッキリした。

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