おかしな13話 ページ15
屈んでいたわたしに目線を合わせ
珍しく自分からこちらを見つめて
大好きな彼の口からでた言葉はわたしを停止させるには充分すぎた。
そのまま荷物を掴んで走っていってしまった環くんを見てわたしはただただ環くんの言葉を思い出していた。
『LOVE…だよ、ずっと前から』
え、
わ
「わーーー!?!?!?」
思わず叫んだ。誰もいない教室で叫んだ。
まってまってまって？らぶ？らぶってなんだ？
こ、くはく、？たまきくんが、わたしに？
どんどん上がっていく体温をなんとか落ち着かせようと窓際にいき風にあたる
最近は気温が上がってきたけど今のわたしには心地よい。
何気なく目線を下に落とした。
環くんが居て動揺する。
届くかわかんな、けど、直接だと素直に言えないかもしれない
息を大きく吸う。それに呼応するように、わたしを応援するかのように一際強い風が吹く。
「ったっ、まきくん！！！わたしも、好きだーーーー！！！！」
あぁ、絶対聞こえちゃう。こんな大きな声じゃ。
ほら、振り向いてる。
それをみてわたしは下に降りる。個性を使って窓からダイブした。
「わっ…！？Aちゃ、」
「あの！ね、さっきのは、LIKEって言ったのは、嘘でした！照れちゃったんです、た、」
「Aちゃん…？」
「環くんが、かっこよすぎて、照れた。」
真っ赤な真っ赤な顔でしゃがみ込んでしまった彼の前にわたしも屈む。
あは、さっきと逆
「さっき、」
か細い声で環くんがつぶやく。
小さすぎて桜に声を攫われて聞こえなくなってしまいそうなほど震えた声で
「Aちゃんにらいく、って言われた時ほんとに、すごく烏滸がましいのはわかってるんだけど、それじゃ足りないっ、て思っちゃったん、だ」
めっちゃわたしのことすきじゃん、なんて自惚れてみたり
環くんの手を引いて、立たせて、正面から抱きつく。
えっえっ！！？なんて言ってる環くん
心臓の音が凄い。なんて言って笑ったら環くんの方から抱き寄せられて今度はわたしが慌てた。
「ん、ふふ」
「も、どうしたの…」
「はは！まだ声震えてるよ、環くん。いや、幸せすぎるって思って。」
「…俺もずっと、Aちゃんとこうしたかったのかも」
「…今日の環くん積極的すぎませんかっ…！」
「積極ついでに、俺らしくない事、いっていいですか」
はい、どーぞ。なんて言って抱きしめる力を強くする
「Aってよんでいい？」
顔は見えないけど真っ赤なんだろうって考えたらもう、愛おしくて
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七海 - すごい面白いです！これからも頑張ってください（*＾-＾*） (2018年11月19日 4時) (
レス) id: 7c2160a8e3 (このIDを非表示/違反報告)
天喰君ってなんでそんな格好いいん? - 名前に同意…!私の周り全然同意してくれなくて…!!感動です!ほんとこちらこそありがとうございます！！駄々ちゃん可愛いし…!最高です！ (2018年6月18日 16時) (レス) id: 04adea9d04 (このIDを非表示/違反報告)
りずむかる(プロフ) - 天喰君ってなんでそんな格好いいん?さん» わ〜(；；)ありがとうございます！！本当ですか！嬉しいです...!!読んでくださりありがとうございます...!!あとお名前にとても同意です笑更新頑張ります！ありがとうございます！ (2018年6月17日 18時) (レス) id: 2450a6d5ec (このIDを非表示/違反報告)
天喰君ってなんでそんな格好いいん? - 凄い好きです。私が想像してる環君とおんなじ感じで。ほんとありがとうございます。←更新待ってます！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 04adea9d04 (このIDを非表示/違反報告)
りずむかる(プロフ) - 竹薮さん» うわ〜！！(；；)本当ですか！嬉しいです！初々しくいじらしくかけるよう頑張っているので可愛いと言ってもらえるととても嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 2450a6d5ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りずむかる | 作成日時：2018年2月9日 23時
