【HIKAKIN】愛しい人2

心の声 ページ34

突然の訪問者が来た

珍しく真剣な顔をして


ベランダに小さな石が入ってきた音がしたから


開けてあげると

よいしょと足を手すりにかけてやってきた

あ「どうしたの…？」

ヒ「ん？あーAが寂しそう
　 にしてたから来た！」

ニッコリと笑うヒー君に対して

あ「そっか！」

うまく笑えない自分


ヒ「どう…最近」


痛い所をつかれて
言葉にできず首を横に振った

ヒ「俺、絶対にAを助けるから」

ごめんね…




私…


あ「ねぇヒー君…私疲れた」


ヒ「そんなこと言うなよ…
　 お願いだから」



あ「だって…だってだって！

　 人から誰にも話しかけられないで！

　 口を開けば罵倒の声！


　 あのクラスにいた友達も

　 どうしてか離れていくし


　 私はいつも1人！

　 何をするにも1人！

　 ヒー君も違うクラスになってるし




　 もう…辛いよ」


ヒー君には感謝しているのに



ありがとうの言葉も出ないぐらい


私は追い詰められていた



あ「あ…ご、ごめん…ごめんね…」



そんな顔しないで




そんな苦しそうな顔をしないで




ヒー君は何も悪くないのに


私のせいで



ヒ「A…ごめn」


それから先は私が言うべき言葉

私はされを聞かないように


遮った



あ「…ちょっと1人になりたい


　 今日はもういい？




　 頭冷やしてくる…」



そう言い部屋を出ると


少し時間が経ってから


小さくガラスを開ける音がして


締めるときに少し空いてたのか


隙間風の音が虚しく鳴った






ごめんね…ヒー君





私のせいで





ヒー君に迷惑をかけれない





もう…





関わらないようにするからね





残り少ない中学校生活頑張ろうね

ごめんね→←ごめんなさい作者

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す