検索窓
今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:200,721 hit

love u... 83 ページ34

.
..
...

ーーありがとう、でも

樹くんと私はやっぱり住む世界が違うよ。


言おうと思った言葉は
でも、までで遮られた。



….彼にキスをされている。



今日ほのかに香っていた彼の香水を
より濃く感じて、状況を理解する。


思考停止。

この言葉の意味はまさしく
いまの私の状態のことだろう。



何も反応できないまま、彼の唇が離れる。

そして



『俺の言葉、信じてよ。
 返事は後でいいから。』



という彼の言葉が車内と
全く動かない私の脳に響く



気がつくとドアが開けられ
車を降りた。



連絡待ってるから、という彼に
うん、と返事をして荷物を受け取る。



じゃあ、ありがとう、またね。の言葉にも
オウム返しのように同じ言葉を言ったと思う。



ふと、気がつくと
玄関にいる私。


彼の車からここまでの記憶を奪うほどの出来事


無意識に唇を触る。
さっきの出来事がリフレインする。




(だめだ、何も考えられない)



考えることを放棄して
部屋に入ると
赤ワインの香りがまた、彼のことを思い出させた。

love u... 84→←love u... 82



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (246 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
667人がお気に入り
設定タグ:田中樹 , SixTONES , 年上   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Nagi | 作成日時:2021年2月27日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。