021 プレゼント。 ページ21
.
萩「ねえ、このプレゼント選んで
くれたのってもしかして、A？」
プレゼントの袋を開けて言われた。
あ、選んだと言うか……
聞かれたから答えただけなんだけど。
顕「そうそう、選んだのは俺だけど
好み教えてくれたのはAちゃんだよ」
萩「やっぱよく分かってるなー」
「いやいや………」
美「A、こっちこっち。」
慧悟と話しすぎたらまた美勇人くんに
心配かけるから必要最低限しか答えない。
そしたら美勇人くんに隣に座ってと
誘われ、隣に座った。するとすぐに
ぎゅっと腰を掴まれ、さらに美勇人くんの
方へと寄せられる。うぅ、狭い……
萩「相変わらず距離近いね………
人前でもそれできるのすごい(笑)
バカップルっぽい……」
美「まあ、Aは俺のものだから」
萩「美勇人、何言ってんの？Aは
モノじゃないと思うんだけど。」
ちょっと慧悟……。美勇人くん炎上させる
ようなこと言わないで欲しい。
美「なんなの？まだ好きなの？
なんでそんな突っかかってくんの？」
萩「は、違うって！Aは美勇人の
所有物じゃないってこと伝えただけ」
昔から慧悟は先輩でも後輩でも友達でも
誰に対しても思ったことははっきりと
物怖じしない言い方をする。その性格が
"良い"ときと"悪い"ときがあって……
「ちょっと！せっかくの誕生日会だし
楽しもうよー！私は大丈夫だから…」
顕「ね！さあ、次は美勇人くんの
プレゼントだよ！開けて〜」
顕嵐くん……
年下なのに気を遣わせてごめんね。
美勇人くんがプレゼントを開ける。
美「え、待って、やっば……
A、まじありがとう！欲しかったやつ！
すっごい嬉しい！あ〜、好きっ！」
「はは、良かったね！おめでとう」
すごく喜んで興奮を抑えきれずに
子どもみたいに無邪気にはしゃいで…
でもね、そのプレゼント選んだの、
私じゃないんだよね。顕嵐くんなの…
けどわたしはもちろん、顕嵐くんも、
空気を読んでくれたのか、言わなかった。
いや、言えなかった。
だって慧悟のだけ選んだことになるから。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 343人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らぶ子♪(プロフ) - kaori02081106さん» コメントありがとうございます^ ^お待たせしてすみませんでした！やっと完結したので宜しければご覧ください。 (2019年3月6日 0時) (
レス) id: e946ed239f (このIDを非表示/違反報告)
kaori02081106(プロフ) - 更新待ってます！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: f42da0526d (このIDを非表示/違反報告)
らぶ子♪(プロフ) - あやちさん» コメントありがとうございます♪はーい、放置してたんですが近々更新しますね^_^ (2018年11月3日 22時) (レス) id: 1041c54813 (このIDを非表示/違反報告)
あやち - 更新待ってます！ (2018年10月14日 11時) (レス) id: becefe6df7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らぶ子♪ | 作成日時：2018年6月3日 21時
