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不良品ヤンキー(MYUTO) 3 ページ9





「…えっ」

目線の先には、白い天井が見える

?「…あ、起きた?」

なんだか、聞いたことのある人の声がする

というか、好きな人の声。



「…森田先輩」



『大丈夫?体調』

「…はい…大丈夫です。」

『柚那ちゃん、寝たっていうか、倒れたから、俺が急いで連れてきた。』

「…えっ、ありがとうございます…」

『ううん、俺授業サボろうと思ってたし、大丈夫だよ』

先輩の優しさが心に沁みる。

「…ここ、何処ですか?」

『ここ?俺の家。』

北欧風の家具で揃えられて、先輩のセンスが光るようなインテリア。

「…オシャレですね」

『本当?ありがとう!俺、オシャレだなんて言われたのも初めてだよ』

「…え、こんなに良い部屋なのに」

『まず、人を家に入れないからね(笑)
慧悟と、柚那ちゃんしか入れたことない』

「…私、入っちゃっていいんですか?」


『うん。俺、好きな人しか入れないから』



「えっ…?」

今のって、どういうことですか?先輩。

「…そ、そういえば萩谷先輩は…?」

『…もしかして来てほしかった?
慧悟は外せない用事があるからって帰った』

「…そうなんですね」

でも、私

森田先輩に言おうと思ってたことがあるし


「…ごめんなさい…」

『えっ?何で謝るの?』

「知り合ったばっかなのに、看病までしてもらっちゃって」

『それは、好きだから』

「…先輩」

『ん?』

「…私も、好きなんです。」

『本当に?』

「大好きです」

『…俺もだよ』

「…でも…知り合ったばかりなのに、好きになっていいんですか?」

『恋に、時間なんて関係ないよ』

「そうですよね」

『柚那ちゃんこそ、俺みたいなヤンキー、好きになっていいの?』

「…恋に、評判なんて関係ないです」

『そうだね』

ふいに私は先輩の香りに包まれた

「えっ、先輩」

『好きだよ、柚那。付き合ってください』

「私も大好きです。宜しくお願いします」

熱を出したら悪いことばっかじゃないんです

しかも

『…ねぇ、俺に熱、移してよ。』

私の彼氏は


全然不良品なんかじゃありませんでした









end

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まねまね - らんれおの恋愛小説みたいです!! (2023年4月23日 17時) (レス) @page3 id: 7ded94b651 (このIDを非表示/違反報告)
采嵐(saran - リクエストはこのコメント欄にお願いします! 1話につき出演するLove-tuneメンバーの人数は制限されてないので出演させたい人全員書いてください!(ですが7人とかだと一言二言しかセリフないと思います…) (2017年12月10日 17時) (レス) id: 55587e2c01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:采嵐(saran | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/saran-hp/  
作成日時:2017年12月9日 22時

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