StLtH26 (ページ7)

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美「そんな驚く？」

佑「Aよくうちでイベントごとにやってるでしょ？」

「それは遊びですよ？これは重大なお仕事じゃないですか！」

私が怖気付いてそう返せば「だから、Aに頼んでるんだよ」と優しい声が返ってきて嬉しいと思う反面ちょっと不安で。

謙「大丈夫、大まかなイメージは俺が持ってるしみんな手伝ってくれるよ」

「・・・はい」

謙「お願いね」

「わかりました！」

私がそう返事すると「みゅーと、Aの補佐する？」と謙さんがみゅうさんを見つめた。

美「補佐って・・・まあいいけど。しますします！」

「いいの？」

美「もちろん」

みゅうさんが口角を上げて微笑む。

謙「うん。嬉しそうだしよろしくな？・・・で、これで全部かなぁ？あとわからないことは北斗か樹ね」

間違っても大我に聞くなよ～とみんなに伝えた謙さんにどっと笑いが起こって大我さんは恥ずかしそうに顔を背けた。

謙「俺のわがままに付き合わせて本当に申し訳ないんだけど、一生の思い出なので本当によろしくお願いします」

真剣な顔でそう伝える謙さんにみんなが拍手すると、主役の彼は嬉しそうに微笑んで準備の過程まで楽しいものであったら本当に素敵だよなぁと口角を上げた。

それにしても、こんな大役・・・私に任せてくれたことが本当に嬉しかった。

そこでその話が終わって、みんなが何もなかったように騒ぎ出すとタルーレナイトが始まるまであと30分を切りハルさんやミホコさんも到着して、今年もタルーレナイトが始まるというワクワクと活気で場が溢れ返っていた。

「今日はクラッカー間違えちゃダメだよ」

美「わかってるよ・・・」

去年のみゅうさんの失敗を笑ってると「うるさいなぁ」と肘で腕を突かれて後ろのモロ先輩がわざとらしく咳払いをする。お互いに「ほら～」という顔をしてると、謙さんの「タルーレ４周年おめでとう！！！！！」と大きな声が聞こえて慌ててクラッカーの紐を引っ張り賑やかな音がフロアに広がった。