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北「なによ」
不思議そうな北斗の顔を見返すと「スマホ鳴ってるんだけど」と風磨のスマホを指すからそんな北斗に風磨は「はいはーい」とコールに出た。
樹「サクラちゃんかな?」
戻ってきた風磨がスマホをスピーカーにすると「サクラと顕嵐、ハルさんの家に着きました」とサクラちゃんの声が聞こえて「はーい」と風磨が返事をする。
時刻は17時。
ここからが作戦の大本番。
サ「これからメイクしてドレス着せるます」
予定通り19時にはタルーレに向かいますので、と業務連絡みたいな声のサクラちゃん。
それを割って「18時に謙ちゃんをそっちに向かわせるんで」という顕嵐の声が聞こえて風磨が「了解」と返事をして、電話を切った。
風「サクラちゃんやっぱイイ女だよね」
樹「まだ言ってる(笑)」
風「25歳になったら俺と付き合ってくれないかな」
樹「またそれ?」
風「いや〜なんとかしてさ」
樹「まぁ、頑張れ」
無理だと思うけど、と付け足すと「彼女できた瞬間、非協力的だなお前」と嫌味を吐かれて笑うと「お待たせしましたー!」とバカップルが入ってきた。
慧「プリンター詰まった時はもう焦った」
エ「樹くん!はい、お花!」
エリカがブーケを取りに行ってくれたからそれを受け取って保存しに行くと、さっきまで休憩してたAちゃんも戻ってきて会場も最後の準備に取り掛かった。
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作者名:愛美 | 作成日時:2020年7月5日 14時