StLtH26 (ページ33)

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「さっきまでどこに居たの？」

美「Aの電話来た時はねーちゃん家」

「あぁ・・・噂のねーちゃんですか」

美「(笑)謙ちゃんと仲良いから先越されて悔しがってた」

「そうなんだ」

美「まぁねーちゃんも一応彼氏はいるけど」

「へぇ」

美「前に紹介してもらったけどちょっと胡散臭いイケメンだったから『騙されんなよ！』って言っておいたけど冷静に考えたらそいつよりもねーちゃんのが騙しそう」

「そんなこと言っていいの？(笑)」

美「魔女みたいに意地悪だから」

「あぁ、そうなんだ」

そんな話をしながらみゅうさんの学校に着くと、「おいで」と腕を取られた
学校に来るのは初めてで少しドキドキする。

「こんな夜なのにまだ学生がいるんだ」

美「普通にいるねー、俺なんてアトリエに泊まり込んでたから」

「そんなことあるんだ」

美「まぁうちのチームは特別なのよ」

会えば分かるんだけど、と言いながらアトリエらしき場所に入ると「あれ？みゅーと戻ってきた？」と金髪メッシュのボブのお姉さんが私を見つめる。

「あれれ？」

美「ゆずポンお疲れ～」

「なになに？」

誰その子？とお姉さんが近づいてきて慌てて頭を下げると「A。家に居る子」と紹介されるけど名乗る暇もなくみゅうさんが「こっちおいで」と奥に入るから「お邪魔します」とゆずポン？さんに断ってみゅうさんの背中を追いかけた。