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暫くしてちゃかちゃんが「サクラちゃーん開けて!!!」と声を上げるから素直に扉を開けると、パン!パン!パン!と鳴り響くクラッカー。
「「「「「サクラお誕生日おめでとう〜〜!!!!!」」」」」
サ「、、、」
満面の笑みのみんなに、そのちょっと後ろで微笑む顕嵐に、なんだか、心が満たされて。
顕嵐が居なかったら、私はこの景色を見れることがなかったと思うと、顕嵐に感謝しかなくて。みんなに、ありがとうしかなくて。
友達にこんなことをして貰ったのは、初めてで。
サ「、、、ッ」
宮「あ、あ、ど、どうしよ、サ、サクラちゃん!?ねぇ顕嵐!!」
顕嵐「大丈夫だから」
エ「泣くほど嬉しい?(笑)」
コクコクと何回か頷くとみんなが困ったように微笑むから、その笑顔に心がキューッと締め付けられた。
ジェ「泣くなよ〜(笑)」
サ「うるさい、」
萩「(笑)」
顕嵐「サクラ」
顕嵐の手が頭に触れてその声を聞いた瞬間凄く安心して幸せで胸がいっぱいだった。
顕嵐「良かったね」
「うん、」
涙を拭いて微笑んでみんなにありがとうと言えば、「サクラはここに座ってー!」とエリカに座るように促された。
リビングに作られたメルヘンな空間。
こんなに膨らます時間あった?ってくらいの風船と、その他諸々のパーティグッズ。
テーブルの上にはケーキとたくさんの食べ物が置かれてて。
サ「これ全部エリカが作ったの?」
エ「ふふ、うん!運動会のお弁当みたいになっちゃった(笑)」
サ「好きなのばっかで嬉しい、ありがとう」
エ「あと、ピザはけいちゃんのリクエスト!」
萩「クリスマスだしピザパだろ、って言ったんだけどね」
エ「今日はサクラの誕生日なの!」
萩「はいはい」
サ「なんか本当ありがとう、、、凄い嬉しい」
宮「嬉しい?」
サ「うん、ありがとう」
宮「良かったー!」
成功!とハイタッチを交わすちゃかちゃんとエリカ。
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作者名:愛美 | 作成日時:2018年1月23日 12時