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謙「・・・キノコだらけ・・・、なにこれ北斗嫌がらせ!?」


風「(笑)」


謙「リリカ、キノコ嫌いだよね?」


風「うん、でも大丈夫(笑)」


北「そ、大丈夫だからこれぐらい」





「アイツ、美勇人の前だったら毒でも飲むよ」と北斗は素っ気なくそういうとまた厨房の奥に引っ込んだ。






謙「マジかよ〜」





苦笑いした安井はそれをリリカのところまで運んで「はーい、北斗からー」って自分に被害がいかないようにわざわざ北斗の名前を出す。






キノコだらけのパスタに完全に目が死んでるリリカだけど、次の瞬間「わー、おいしそー!」って言いながら思いっきり厨房を睨みつけていた。笑顔で。





風「バカリリカ、(笑)」




本当アホ。

美勇人の前でイイ女演じてばっか。

俺の前だったら「風磨が食べてー」って俺に全部押し付けるし、キノコあるもの頼んだらまず蹴られるし。









なんで、そうやって、イイ女になろうとすんのかな。





風「・・・それでも見てくんねーよ、アイツは」





今まで、そう何回も言いそうになったけど。

美勇人といるリリカが、あまりにも楽しそうで。





風「・・・」





本当にお節介なおにーちゃんなんだよな、俺。







風「リリカが泣いたら、今度こそぶっ飛ばそうかな」




そう呟くと、いつの間にか厨房の小窓から顔を出していた北斗が「賛成」って俺を見て微笑んだ。

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設定タグ:森田美勇人 , 7ORDER , 愛美   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:愛美 | 作成日時:2018年1月23日 12時

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