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「どーも。あの日のプールメンバーでーす(笑)」って顕嵐がふざける。
「最悪」
宮「・・・こわい、」
神「宮近、Aに怯まないで大丈夫だから(笑)」
じんがハイ、って椅子を引くからそこに座るといわちが「ウザ〜」って不服の顔を向けてくる。
神「飯食った?」
「んー、お腹すいてない」
神「マジ?じゃあ何にすんの」
メニューを見せてくるじんと一緒にそれを覗き込んでメニューを選んでると向かいから慎太郎くんの笑う声が聞こえて「なんか新鮮だね!」と嬉しそうに私にそう告げる。
「なにが?(笑)」
慎「付き合ってるの知ってたけど、二人がこうやってるのあんま見ないから!」
「あぁ、そういえば」
「そうだね、」ってじんと顔を見合わせる。
神「ふふ、改めて紹介した方がいい?(笑)」
「ふふ、」
神「うちの彼女です(笑)」
「どうも、加藤Aです(笑)」
宮「え、何その甘い感じ・・・」
慎「友達に紹介とかめっちゃ羨ましい!」
玄「意味わかんない」
顕「さっさと彼女作れ」
宮「はぁー?」
慎「はぁー?」
「自分がより戻したからってそれはないでしょ、顕嵐」
顕「いいの、いつものことだから」
「呆れた、」
神「(笑)」
玄「あ、じんこれ頼んで」
神「はいはい」
「私、これね」
神「ん、」
宮「・・・」
顕「羨ましいなぁって顔で見るなよ、あほっぽいから(笑)」
羨望の眼差しでこっちを見てくる宮近くんに微笑むと彼はあからさまに目を逸らされて。
顕嵐はそれを見て「お前なぁ(笑)」と呆れたように笑う。
あれ?私そんなに怖がられてる、、、?
・
・
・
謙「はーい、お待たせーってA?ここでなにしてんの!?」
暫くして注文したものを運んできた謙さんが私を見て吃驚したような反応をする。
「え?呼ばれたんで」
謙「え・・・あぁ、そう」
謙さんはキョロキョロと視線を動かして苦笑いすると困ったようにタルーレの入り口を見つめた。
「来ちゃだめでした?」
謙「いや?違う違う、そうじゃないよ」
「あはは、ごゆっくりー」と謙さんは裏に下がっていって、「どうしたのかな」と思ったけどまぁ大丈夫か、と私が目の前のパンケーキに手をつけた、その瞬間だ。
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作者名:愛美 | 作成日時:2018年1月23日 12時