StLtH11 (ページ14)

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宮「あー( ; ; )待って喧嘩しないで！お誕生日でしょ！！」

ジェ「始まったよ」

エ「この二人喧嘩すると長いのに」

萩「宮近、お前のせいだぞ」

宮「ねぇ、ごめんって！(泣)」

サ「、、、」

とりあえず、顕嵐にもちゃかちゃんにも反省して欲しかったから黙り込んでわざと不機嫌な顔をすると、逆にエリカのがオロオロし始めて。

エ「ジェ、ジェッたん！」

ジェ「え！なに！？」

エ「サクラ、ハタチになったから一緒にお酒飲みに行こうよ！」

ってわざと話を逸らす。

ジェ「あぁーいいね！行こうよサクラ！」

さすがにこっちは無視すること出来なくて。

サ「、、、どこ？」

宮「良かった...食いついた。。。」

顕嵐「、、、」

エ「エリカの行きつけのバー！」

ジェ「たぶんそこ俺の行きつけでもある！」

宮「まさか」

サ「いいよ、一緒に行こう。日程は二人に任せる」

ジェ「よーし、ジェシーがお酒のプレゼンしちゃいますよ！！」

エ「どーせきょもちゃんにオススメの出して貰うだけでしょ？(笑)」

ジェ「大我のオススメ外れないから！(笑)この前の美味かったでしょ？」

エ「うん！ジェッたんがいつも飲んでたやつでしょ？また飲みたい！」

ジェ「じゃあ、今度サクラと3人で行くときに！」

イェーイ！ってハイタッチする二人。それを見て「萩谷くんはいいのかな？」と思って横目で見てみると案の定、不貞腐れた顔。

萩「、、、」

エ「あ！けいちゃんも行く？」

思い出したようにエリカが萩谷くんに問い開けると萩谷くんは「うん」って返事。

エ「じゃあ一緒に行こうね！」

ふふーって嬉しそうに笑うエリカを見て困ったように笑みを零す萩谷くん。

ポンポンって頭を撫でては「お前マジで飲む量気をつけろよ？」って呆れたように呟いた。

ジェ「(笑)」

そんな二人を呆れたような笑顔で見るジェシー。この顔は何度も見た気がする。

サ「、、、」

なんか、みんなエリカに甘いんだよな。私も間違えなくエリカに甘い一人なのだけど。

ジェシーも萩谷くんも、結局はエリカ優先になる。

エリカは、気付いてないんだろうな。色々。

二人の間で微笑むエリカを見て、小さく息を吐いた。