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4年も好きだ、と言うとみんなキレる勢いで私にバカか！と総ツッコミ。
まぁ、そう。
だっていくらモーションを仕掛けても、先輩は私を後輩だとしか見てないんだから。
サークルで行った旅行で夜2人になったけど、翔希先輩はケラケラ笑ってたし。
海に行った時も帰り送って貰ったけど、なにもなかった。
先輩は私を女として見てくれない。
そしてその理由はもう一つある。
それがテラ先輩の存在。
サークルに入って、翔希先輩とお近づきになるにはどうすればいいかなと考えた結果テラ先輩に話して協力して貰うのが早いかな、と私はテラ先輩に話してみる事にしたのだ。
拓人「どうした？」
「聞きたいことがあるんですけど。」
拓人「珍しいね(笑)」
「彼女いますか？」
拓人「え？今は居ないかなぁ〜気になってる的な後輩はいるけど〜？」
「違いますよ。テラ先輩じゃなくて」
テラ先輩は「え？」と目開き私を見つめる。
「諸星先輩に決まってるじゃないですか。なんでテラ先輩の恋愛事情聞かされないといけないんですか。」
そう私が答えるとまた「えぇ？」と驚いて隣の席までやってきたテラ先輩は信じられない顔をしてくる。
拓人「モロが好きなの？」
「はい」
拓人「本当に？」
「悪いですか？」
淡々と答える私にテラ先輩は苦笑いしながら「マジか」と目を押さえた。
拓人「いいよ、協力してあげる」
そう言ったテラ先輩に満面の笑みで「ありがとうございます！！」と返事をする。
好きな人の親友を味方につけておくのは本当に安全。
これから順調に諸星先輩と仲良くなれる！と、思っていた。
サークルでマネージャーをしてた私は結構いろんな先輩とお話することが増え、サークルに上手く馴染めたけど中でもテラ先輩とは思いの外仲良くなってしまって。いや、不本意なの。
でも、そのおかげか諸星先輩とも一緒にいたりと諸星先輩と仲良く出来たんだけど、、、
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作者名：愛美
| 作成日時：2017年9月10日 3時
