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宮「俺、あの頃サクラちゃんと顕嵐のツー見るの大好きだったんだよね。」
どっちも顔面ムカつくくらい綺麗だし、お互いがお互い尊重し合ってるのがすっげー羨ましくてさ。すっげー見てて大好きだったんだよね。
ちゃかちゃんははにかみながらもうそう言ってくれて。
本当あの頃も、今も、ちゃかちゃんは私にとっても大切な存在なんだなって思った。
宮「顕嵐が知らないサクラちゃんの一年半があるように、顕嵐にもサクラちゃんが知らない一年半があって」
「うん。」
宮「2人共違う形で乗り越えた。」
宮「時間は掛かるかもしれない。今の顕嵐だったら、いっぱい考えてるはずだし。」
ー顕嵐がサクラちゃんの一年半を受け止めてあげたように、サクラちゃんも顕嵐の一年半を受け止めてあげて?
ちゃかちゃんはそう言って微笑むと「俺はいつだって2人の味方だよ」って言ってくた。
「待ってみる。」
宮「うん。」
「顕嵐が素直に自分の事を話せたら、今度はちゃんと私が想いを伝えるよ。」
宮「うん、応援してる。」
また、笑い合ってる2人が見たいなって嬉しそうに呟くちゃかちゃん。
宮「あ、でも俺ハブにされるの嫌だからね!?」
あー早くより戻して欲しいけどそしたら俺最悪じゃーん!と今更嫌な顔をするちゃかちゃんを見て、なんだか上手く行きそうな気がした。
顕嵐、サクラはまた顕嵐と一緒に笑いたいよ。
もし、上手く行ってまた顕嵐と笑えるなら、2人でちゃかちゃんに報告したいな。
そんな淡い期待を胸に私はちゃかちゃんを見て目を細めた。
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作者名:愛美 | 作成日時:2017年9月10日 3時