StLtH2 (ページ4)

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「、、、」

美「ん？Aもハグしたい？」

「え？！」

美「する？」

ここでしたい！って言えるわけがなく・・・。

みゅうさんっていろいろ罪だと思って「遠慮しときます、」と言おうとしたら2人を離したみゅうさんが私の前まで来て両手を広げ、そのまますっぽりと私をその腕の中に埋めた。

「ちょ、みゅうさん？！」

意外に厚い胸板。

おでこに当たる胸の鼓動。

鼻を霞むみゅうさんの匂い。

私包む腕の温もり。

顕「Aだけ長くない？」

怜「女の子だからってえこひいきしないで！」

顕「え、まって俺もAとハグする」

怜「じゃあ、俺も！」

「ダメでーす」というみゅうさん。それにぶうたれる2人。

ダメと言いながら腕の締めつけを強くするみゅうさん。

話に耳を傾けながら、私は久しぶりに感じた胸の感情に、戸惑っていた。

私はもう同じことを繰り返さないって決めたのに。

・・・なんでかな、ちょっとだけ自信がない。