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「ただいまー!!」


入ってきたのは高身長の男の子、制服を着てて高校生らしい。

明らかに元気そうな子。



その子は喉渇いたー!!と冷蔵庫に一直線。

そしてペットボトルから水を吸い込むように飲みあげながらこっちに目を向けて

「ふぇ?!」と盛大に噴出した。



顕「アホ」

「・・・、」

悪いけど私もそう思ってしまった。


「だ、だれ?!」




安井さんがあーあーと言いながら濡れた彼の手を拭いてあげてる。

お母さんと幼稚園児か。



謙「自分から名乗りなさい。習ったでしょ。」


やっぱ・・・お母さん。



「あ、そっか!」


にこっと笑った彼は人懐っこそうに見えた。


「長妻怜央です!高3!」

顕「中身は5歳児。」

「あ、加藤Aです。」

怜「え、顕嵐の彼女?」

顕「だったら?」

「え・・・」



冗談言わないでください。

貴方の彼女なんて、無理ありすぎだし。

なかなか意地悪な所あるんだな、顕嵐くんて。





怜「すっげ可愛いね!」


「え?!」



顕嵐くんの言葉を信じきってるそのピュアな眼差し。



謙「騙されやすっ(笑)」

怜「・・・?」

謙「すぐに人の言葉を信じちゃだめだよ?」

怜「わかった!」




この人、天然なのかな?

そう思って隣の顕嵐くんを見た。



顕嵐「ふふっ」



彼は笑って人差し指を口元に立てた。



「え、」



顕嵐「俺プリンだけ貰いに来たから、Aちゃんは怜央と食べて?」



ニコッと笑った彼は安井さんからプリンのお皿を受け取ると2階に上がって行った。



その背中を何気なく見つめてたらさっきまで顕嵐くんが座ってた場所に怜央くんがドサッと座ってきた。

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設定タグ:7ORDER , 愛美 , 森田美勇人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:愛美 | 作成日時:2017年7月14日 2時

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