027 ページ28
「やっぱ医学部って大変だよね。」
神「課題量で言ったら俺らも凄いけど医学部はまた別だもんな。覚えることが倍多そう・・・」
「本当あのふわふわさでやって行けるんだからい玄樹って凄いよね。」
神「医者の血引いてるし、妥当じゃない?さすがだと思うけど俺は」
「やっぱお嫁さんのことは褒めまくるのね(笑)」
神「やだ、嫉妬?(笑)」
「まさか。まぁ、でも・・・そういえばじんってずっと彼女いないよね」
高2で出会ってからずっといないんだけどなぜか今でも女遊びしてる〜・・・みたいな噂がじんに付き纏う。そんなことはないのに。
神「それはお前もじゃん」
「だって、」
私がそう言うとじんは一瞬やべって顔をした。
「・・・んまぁ、過去のことだし?(笑)」
神「悪い」
「もうそんな顔しないで。じんがいたから大丈夫だったよ?」
じんはそうだよな?誰のおかげか言ってみ?と急に調子乗るから「チャラ男じんぐーじさん(笑)」ってふざけて言えば
「神宮寺勇太様だろオラ」と頭をぐしゃぐしゃにしてきた。
じんとはずっとこの距離がいい。
親友の距離。
玄樹にはきっと負けるけど、私はじんのこと分かってるし。
多分じんが一番私のこと分かってる。
それだけは胸張って言えるの。
思い出したくもない過去。
私を闇から引っ張り出したのは誰でもなくじんだから。
1328人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛美 | 作成日時:2017年7月14日 2時