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振り返ると、Tシャツ短パンの怜央くん。
怜「なんで突っ立ってんの?」
「あ、いや、さっきまで美勇人さんが居たの」
怜「あ、帰ってきてたんだ」
怜央は上を見上げて、みんなが居るの久しぶり。と笑った。
「そうなんだ?」
怜「みゅーとくん忙しいからさ」
「美勇人さんてなにしてるの人なの?」
怜「デザイナーの卵」
「凄い・・・!」
怜「今もバイト先でちょっとデザインの手伝いしてるんだってー」
「美勇人さんっていくつなの?」
怜「21!」
「そっかー、大人っぽいねクールだし」
怜「クール?!」
怜央くんは目ん玉が出てくるんじゃないかってくらいの勢いで見てきた。
「え?違うの?」
怜「みゅーとくんがクールとかないない!(笑)」
「え?」と私が戸惑ってると、ねえ勉強教えて!と怜央くんが言ってきてじゃあ一回上に上がろうかと一緒に上がって怜央が部屋に入ったのを見送ると、入れ違いで顕嵐くんの部屋の扉が開いた。
顕「A、お風呂上り?」
「うん。」
顕「ちょっと無防備過ぎじゃない?ワンピースパジャマはダメだよ」
「え?(笑)」
意外にお兄ちゃんみたいなこと言うんだな。
顕「仮にも男と暮らすんだよ?」
「そう、だよね・・・」
今までお兄ちゃんと二人だったからかな。
考えたこともなかった。
顕「ま、俺らはいいもん見れて困んないけどそれじゃ誰に襲われても文句言えないから」
「ちょっと・・・(笑) わかった、上になんか着てくる」
顕「うん、じゃあ俺下でアイス食ってくるわ」
顕嵐くんがそういってくれて気づいたけど凄い逆ハーレムで、しかもイケメンばかりの状況。
なんか、少しだけ不安になる。
部屋に入ってパーカーを引っ張り羽織ったが、ワンピースが膝上で素足はヤバイかなと思い寝る用のレギンスを履いた。
「これでちょっとは見苦しくないかな」
一応と思ってベビーパウダーとリップバムだけ張って下に降りた。
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作者名:愛美 | 作成日時:2017年7月14日 2時