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『おはよ〜』
あれから部屋に戻って目をつぶった私はなかなか眠れずにいた。
朝起きて下に降りるとそこには萩ちゃんと謙ちゃんとさなぴーがいた。
慧「おはよ」
謙「おはよ、コーヒーいる?」
『ううん、いいや』
佑「まだ飲めないの?」
『飲めるよ笑』
そんなことを話してると階段を降りてくる足音がした。
すぐにリビングの扉が開き、顕嵐が入ってきた。
謙「お、顕嵐、珍しく早起きじゃん」
慧「ほんと、珍しいね」
佑「いつもは遅いのに」
『おはよ、顕嵐』
顕「…」
『顕嵐?』
顕嵐の肩に手を置くとその手は呆気なく振り払われた。
顕「…」
顕嵐は私の手を振り払ったあと何も言わずに出掛けていった。
『…』
謙「大丈夫?」
『うん、あのくらい大丈夫だよ笑』
慧「いつもはあんなのじゃないのに」
佑「顕嵐があんなの珍しいな〜」
謙「ほんと、反抗期かな笑」
『遅すぎでしょ笑』
あれから謙ちゃん達とカフェに行き、いつも通り働いた。
やはりみんなのルックスのお陰かこのカフェは若い女性のお客さんが多い。
今だってナンパされてる。
女「お兄さん、このあと暇ですか〜?」
謙「すいません、明日の仕込みとか色々あるんですよ〜笑」
女「連絡先交換しない?」
怜「お姉さん綺麗だから嬉しいけど今仕事中なんでごめんなさい!店長から怒られちゃう」
女「今度遊び行こうよ!」
美「またどこかで会ったときはお願いします笑」
みんなモテモテ。
顕嵐がいる日は顕嵐がやたら話しかけられるから厨房に回されることもしばしば。
そんなこんなで仕事を終えた私たちは家に帰った。
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作者名:みぃこ x他1人 | 作成日時:2017年8月16日 22時