愛音家 . (ページ37)

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『えっとね、そんなに痛くないから大丈夫だよ』

謙「女の子なんだよ？そんなに強く掴まれたの？」

佑「割と跡残っちゃってんじゃん」

顕「あ？そいつ誰、今すぐ殴ってくる」

『ちょ、ちょ、ちょっと待って！大丈夫だって！』

慧「A」

視界が暗くなる。

凄く安心できる、優しくて大好きな匂い。

萩ちゃんだ。

『わ、どうしたの』

慧「怖かったでしょ」

『全然』

慧「嘘、俺らが行ったとき少し震えてた」

『…』

慧「怖かった？」

『ｺｸ』

慧「大丈夫、俺らが守ってあげるから」

その言葉を聞いた途端に涙が溢れてきた。

『…っ』

慧「我慢しなくていいよ」

『…こわっ、かったっ…！』

佑「あーあ、泣いちゃった笑」

顕「手が焼ける笑」

怜「A～！！大丈夫だよ～！！！！」

謙「俺らがちゃんと守ってあげないとね笑」

美「この美勇人くんがいるから大丈夫だ！」

翔「モロさんが守ってあげよう！」

謙「美勇人チキンじゃん笑」

顕「モロ守れなさそう笑」

美モ「ひでぇ！笑」

『みんなっ、ありがとうっ…』

怜「どういたしまして～！！！」

そう叫びながら私と萩ちゃんに抱きついてくる怜央くん。

その後モロさんとかみゅうくんが抱きついてきて結局みんなで抱き合ってわーわー言っていた。

ここに来てよかった、みんなと会えてよかったと心から思った。