愛音家 . (ページ30)

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萩ちゃんも手伝ってくれたおかげで早めに作り終わった。

盛り付けていると謙ちゃんとさなくんがみゅうくん達を起こしに行ってくれた。

机に運ぶときにはもうみんな揃っていてすぐに食べ始めることが出来た。

美「うまっ！」

慧「うん、おいしい」

謙「たまにはこういうのもいいね」

佑「さすがA、うまい」

『喜んでもらえて良かったです笑』

翔「A最高！」

顕「Aの割にはうまいじゃん」

『なにそれ、ひどいー笑』

怜「A！」

『なに？』

怜「すっごくおいしい！A大好き！！！」

『ありがとう笑』

みんなすごく美味しそうに食べてくれてよかった。

食器を洗い終わってソファに座っていると少し眠気が来ていた。

そのとき萩ちゃんが隣に座った。

慧「A、眠いでしょ」

『…萩ちゃんはなんでもお見通しだね笑』

慧「寝な？」

そう言った後萩ちゃんは薄いブランケットを持ってきてくれた。

『ありがとう』

慧「うん」

私が寝るまで萩ちゃんは私の頭を優しく撫でてくれた。

起きたときにはもうお昼前で萩ちゃんは私の横で寝ていた。

私はさっき萩ちゃんがしてくれていたように萩ちゃんの頭を優しく撫でた。

すると気持ちよさそうに少し微笑んだ気がした。

『…ふふ、かわいい笑』

慧「A」

『わ、起きてた？』

慧「起きてました笑」

『もう、起きてたなら言ってよ！』

慧「ごめんごめん笑」

そう笑う萩ちゃんを見て少し胸がキュッとなった気がした。