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ハンバーグも食べ終え、お風呂にも入ってみんなは部屋に上がった。
もう23時になるのに顕嵐はまだ帰ってこない。
『…どこ行ってんのよ』
慧「顕嵐の分のハンバーグ冷蔵庫に入れとくね」
『ありがとう、』
慧「そんな心配しなくていいよ、あいつも遊びたい歳頃だしさ」
『そうだよね』
慧「ほら、部屋、戻んな？」
『ううん、顕嵐が帰ってくるまで待っとく』
慧「夜中になるかもよ？」
『帰ってきたとき家が電気付いてないと寂しいでしょ？だから待っとく』
慧「そっか、Aは優しいね」
『ううん、全然』
慧「十分優しいよ、顕嵐にもみんなにも」
『そうかな、そうだといいな』
慧「そうだよ、じゃあ俺部屋行くね、風邪引かないようにね」
『うん、ありがとう』
それから時間は経ち夜中の3時頃に顕嵐は帰ってきた。
リビングに入るなり私を見て驚いた顔をした顕嵐。
『おかえり、顕嵐』
顕「なんでお前起きてんだよ」
『帰ってきて家が暗いと寂しいでしょ？だから、待ってた』
顕「ばかじゃねぇの」
『ばか、かもね笑』
顕「ほんとお前意味わかんねぇ」
『そうかもね』
顕「…」
『ねぇ、なんでそんなに悲しい顔してるの？』
顕「…してねぇよ」
『あの雨の日からずっと悲しそうな顔してる』
顕「関係ねぇだろ」
『そうだよ、関係ないよ』
顕「ならもう俺に関わんな」
それから顕嵐は部屋に戻って行った。
またもや取り残された私。
いつまで考えても顕嵐のあの表情の理由は分からないまま。
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作者名：みぃこ x他1人 | 作成日時：2017年8月16日 22時
