【実.況.者】それぞれの恋愛【短編集】 (ページ28)

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女体化:hr ページ28

またヒラさん！？って思ったそこの方。

…そうです。またです。
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貴女side

今、私の家に知らない女性が来ている。

小さく可愛らしく、声も可愛らしい。

しかしその子…

ヒラ(？)｢だから！俺はヒラだって！ヒ･ラ！いつになったら信用してくれるのぉ…｣

この子は私の彼氏、ヒラと名乗る。

『だから言っているでしょ！？ヒラは男性！君は女性でしょ！？』

ヒラ(？)｢朝起きたら女体化してたんだってぇ…信じてよぉ…｣

確かに口調といい雰囲気いい、物凄くヒラだ。

でもだからって女体化なんてありえ…

ヒラ(？)｢じゃあ、俺らしか知らない問題出して！答えられたらヒラだって分かるでしょ？｣

うーん…そうするしかないか…

『じゃあ問題。私が敏感に反応してしまう事は？』

これに関して、答えが二つある。

一つはみんなによく言っている¨金属と金属が擦れる音¨だ。

あの音は嫌いで、よく周りには¨あの音鳴らさないでよ！？¨と注意を呼びかける程だ。

二つ目は…ヒラしか知らない。

ヒラ(？)｢金属と金属が擦れる音。｣

ほらやっぱり、これはヒラなんかじゃ…

ヒラ(？)｢あと…｣

そう言って一気に距離を詰めると私の耳元で¨こうやって囁かれること¨と言った。

こ、こいつ…！

『せ、正解だから離れてヒラ！』

ヒ｢えへへ…やっと信じて貰えた…！｣

弱いの知っててわざわざ耳元で囁くな…！普通に答えろよ…！

ヒ｢僕がAのことで間違えることはないのさ！｣

いやいや、それはそれで怖いわ。

てかさ…

『ヒラって女体化してもそこまで変わらないと思ってた…』

首を傾げるヒラに私は言ってしまった。

『だってさ…ヒラって男性時でも可愛いじゃん？だからあんまし変わらないかと…』

言った後に地雷を踏んだと気づいた。

や、やばい…

ヒ｢俺が可愛い…ふーん…｣

すると¨ドーンッ！¨と言いながら私に跨ってキスを落としてきた。しかも結構深い方。

『待て待て！女の子同士の状態だからそれは…！』

ヒ｢あれ？忘れてた？俺、百合好きだよ？｣

改めてやばいと思った時には遅かった。
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次の日

ヒ｢戻っちゃったぁ…｣

『よ、良かった…』

ヒ｢キマシー体験もっとしたかったのになぁ…｣

『(キマシーとは…？)』

ヒラの¨キマシー！¨は本当可愛かった…(フジとの¨みんなかくれんぼ¨実況にて聞けます。)