番外編4 ページ41
貴女side
『うーん…』
ヒ｢どうしたの？今日はこの後こーすけとご飯食べに行くって盛り上がってたじゃん。｣
『いやまぁ…それは嬉しいんだけど…』
どうしても気になることがある。
ここ最近ある女の子がずっと端っこの机に伏せているのだ。
その光景はを見る限り私には何かを訴えているように感じた。
そう。まるで昔の自分のように…
彼女が移動し始めると私は¨ちょっとトイレ！¨とヒラくんに言って彼女を尾行した。
彼女の行く先は今は使われていない講義室で、薄暗い部屋の中に2、3人程の影が見えた。
｢なぁ？金持ってきたか？｣
［そ、その…もうお金はな…］
｢母親からでもぶん取ればいいだろ！？｣
その言葉の後に影でも感じる痛々しいパンチが腹に入っていった。
¨助けなきゃ…！¨
そうは思っても足は動かず、恐怖で後ずさりしてしまう。
(もし、助けて自分に返ってきたら…？)
助かりたい助かりたいと自己中な考え方になるにつれ昔を思い出し涙が貯まる。
あぁ…こーちゃんやヒラくん、キヨくんやフジくんはこんなことも恐れず助けてくれたのか…
私が怖さに後ずさりすると誰かにぶつかった。
そこには私を安心させるのに必要な人がいて…思わず貯まっていた涙が溢れ出る。
フ｢勝手に行動しないの。足がすくんじゃってるよ。｣
キ｢本当。何で他の大学の問題を一緒に解決するんだか…｣
ヒ｢¨俺だけじゃ¨と思ってわざわざ三人に連絡した俺を褒めて欲しいわ…｣
こ｢どうせ見逃すことも出来なければ助けたいんだろ…？
じゃあ…行こっか？｣
みんな…
私は大きくて安心するこーちゃんの手を握って講義室に足を踏み入れた。
今度は¨助けられる¨ではない。
¨助ける¨…だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
突然ですが宣伝です。
初の短編集を書きました！
こちらです
↓
【実.況.者】それぞれの恋愛【短編集】
是非、読んでみてください！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「実況者」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メーイ(プロフ) - さぼてんさん» 返信遅くなってすみません！番外編は現在作成中なので楽しみに待っててください！ (2017年12月16日 17時) (
レス) id: b557010a47 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！読んでて幸せな気持ちになりました！！(^-^)そして番外編もこれから楽しみにさせて頂きます！(*´`) (2017年12月13日 16時) (レス) id: fcf8aeaa85 (このIDを非表示/違反報告)
メーイ(プロフ) - naho010208さん» コメントありがとうございます！私はこの作品を書きながら色々と思い出し…nahoさんもいじめがあって辛いでしょうけど…きっとこの先いい事がありますよ！(現にいじめられてた知人は今は楽しそうです)そして感動するようなお話になって良かったです！番外編頑張ります！ (2017年12月12日 20時) (レス) id: b557010a47 (このIDを非表示/違反報告)
naho010208(プロフ) - こんにちは！とても感動しました(´；ω；｀)私もいじめられてたことがあったので何回か涙腺崩壊しました(´；ω；｀)こんな素晴らしい作品を書いてくれてありがとうございます！番外編楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: 2ef7b343cd (このIDを非表示/違反報告)
メーイ(プロフ) - さぼてんさん» コメントありがとうございます！まさかさぼてんさんに読んで頂けるとは…！感動出来るものになっていて良かったです！更新頑張ります！ (2017年12月12日 0時) (レス) id: b557010a47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メーイ | 作成日時：2017年11月27日 16時
