１１０ 貴方サイド ページ10
〜貴方サイド〜
勝利たちが行ってからも、体育館裏で泣き続けた。
こんどは、どれだけ泣いても涙が止まらなくなった。
涙を止めようとしても、全然止まらなくなって・・・・
今はただ、誰に頼りたい気分だったけど誰も居ないし来てくれるわけもない。
だから、また下を向いて泣いた。
(ギュッ
誰かが、自分に触れているという事がわかった。
勝利？・・・・・な、訳ないか。
ゆっくりと顔を上げた。
「・・・聡君？」
聡「心配したんだよ？戻ろう・・・な？」
「探しに来てくれたの？」
聡「うん。３時間目になっても帰ってこないからさ・・・」
「 ・・・グスッ・・・・・ありがとう。そんなに心配してくれるの聡君ぐらいだよ」
聡「ううん、マリも岩橋君も神宮寺君も健人君も風磨君も俺が探しに行くって、言ってたし。それに、勝利だって本当は心配してるはず。」
「ううん、勝利はそんな事思ってないよ。」
聡「なんで、そんな事言うの？勝利のこと信じなきゃ。」
聡君の言葉重く響いた。
勝利の事なんて信じたくない。信じれない。
「勝利だって・・・信じてくれなかったから。」
聡「A、俺は知らないけど何があったの？」
「勝利がね・・・・・・・・・・」
自分はやってないのに信じてくれなかったことだけを言った。
みんなに迷惑かけたくないから松村さんに蹴られたことは言わなかった。
聡「そうだったんだ。それは、勝利が悪い。きっと反省してると思う。」
「ううん、もういいから。それに勝利の事もう好きじゃないし。」
聡「でもさ、何か理由があったんでしょ？勝利を振ったのも・・・」
「それは・・・・言えない。でも、どちらにしても今は勝利の事好きじゃない。ううん、大嫌い」
聡「無理しなくていいよ、戻ろう。３時間目も終わっちゃう。」
「そうだね、ごめん。」
そのまま、聡君に腕を掴まれて、教室へ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙奈(プロフ) - 佐藤ももさん» いーえ。番外編も、読みます (2013年3月16日 12時) (
レス) id: e2b9a2bf53 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - みーたさん» ゆいちゃんのその後ですね・・・了解です☆ (2013年3月13日 20時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - セクゾLOVEさん» 皆望んでるかどうかは分からないけど、頑張ります(・∀・) (2013年3月13日 20時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - あんあんさん» 毎回ですか！？嬉しいです☆ (2013年3月13日 20時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - 聡タンさん» ありがとうございます。続編は感動というよりもキュンキュンの方が多くなると思いますよ・・・(^-^) (2013年3月13日 20時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐藤 もも | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/img/user/date/3/0/f/30f9775fe9facfc41e0b1793de0fd6df.jpg...
作成日時：2013年3月3日 9時
