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ー Side ころん ー
気になって仕方なかった。
収録中もずっと。
でも僕にもオンモードはあるから、リスナーに喜んでもらえるようになるべくいつものように振舞って終わった。
ころん
[ 今何してる? ]
終わってすぐ廊下を歩きながらAにラインしてみる。
既読はつかなかった。
ななもり「ころちゃん、これ」
スマホの画面をじっと見つめていると、なーくんが僕の肩を叩いてスマホを出した。
[ 人気モデル・依澄雄也、わいせつ行為をし逮捕 ]
Aとのことだ。
でも、Aの名前は載っていない。
女性という表記だけだった。
「ころんさん」
ころん「あ、どうも」
僕達が外に出ると車が一台停められていた。
Aのマネージャーの車。
マネ「Aがころんさんに会いたいと聞かないので迎えに来ました」
ころん「え?僕?」
マネ「ええ、先程どうにか寝かせたんですけど。起きたときにころんさんがいた方がいいかと」
Aが会いたがってる。
そんなの会いに行くに決まってんだろ。
メンバーに挨拶をして、僕はマネージャーの車に乗り込んだ。
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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月18日 19時