検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:221,105 hit

#15 ページ16

.



ー Side ころん ー




今日はすとまんの収録。



話をしながらスタジオに向かっている途中で「Aちゃん!」という呼び声が聞こえて、つい振り向いたらAがいた。





Aも今日ここで収録だったみたい。






前会ったときは黒髪だったのに、今は綺麗な茶髪に変わっていた。


きっと新しい撮影が始まったのだろう。







スタッフ「何繋がりなの?」

『幼馴染です。あのー、ころんさんと』



気を利かせて活動名で呼んでくれた。
そういうところはしっかりしてるよなぁ。



スタッフ「へぇー!知らなかった!」




マネ「A、行くよ」

『あっ、はい』




あれはAのマネージャー?


真面目そうな女の人。




僕の隣を通り過ぎるとき、小さく手を振って笑顔を見せた。


その笑顔も、ふわっと香るAらしい甘い匂いも僕をドキドキさせる。




スタッフ「美男美女の幼馴染なんて漫画みたいですね」

ころん「美男美女ですか?」

スタッフ「うらやましい限りですよ〜」





お世辞でも嬉しかった。

隣に並んでいても違和感なく見られるのは嬉しい。




スタッフ「それでは今日もお願いしますね!」



お辞儀していなくなったスタッフさんを見送って、またスタジオへ歩き始める。




そっか、Aもここで番組を持ってるんだ。

また会えるかな。







そんな呑気なことを考えながら、僕は今日の収録に挑んだ。



絶対いつもよりテンション高かった。

#16→←#14



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (231 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
549人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , 歌い手 , ころん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。