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ー Side ころん ー





顔を上げたAは僕にある画面を見せる。



『フォローしてた!ジェルさんのこと!』

ジェル「えっ、俺!?」

『好きなんです!動画!遠井さんの!』




あ〜、それかぁ...。
納得した。



『それですとぷりって書いてるの見てたからなんとなく知ってたんだ。えーっ、ジェルさんに会えるなんて思ってなかった!』

ジェル「あっ、光栄です」

『こんなにイケメンな方だったんですね。それでおもしろいなんてハイスペックすぎて怖いですね〜』

ジェル「同い年なのでよろしくお願いします」

『えっ、そうなんですか!?ええ!すごい!』




同い年の親近感ってすごい。
僕も気持ちはわかるけど複雑だ。



そしてAは誰にでも笑顔で振る舞うから、男も簡単に惚れてしまう。

僕が今まで守ってきたこと忘れんなよ!





その後。

Aはあっさりとすとぷりメンバーと仲良くなって、女の子と絡むのは苦手だと思ってたるぅとくんも数時間経てば普通に絡んでいた。


いつのまにか敬語もなくなってたし。




『あ、あの。ろんちゃんは迷惑かけてない?ろんちゃん、すごくいい人だけど表には出さないから』

ころん「おい」

ななもり「大丈夫だよ。すとぷりにいなきゃいけない存在だよ」

『...ふふっ、よかったぁ。私の大切な幼馴染だから心配で仕方なかったんだ』





幼馴染。


またこの言葉に苦しめられる。






ズキッと胸が痛くなった。





さとみ「ふーん...」

ころん「何」

さとみ「いやぁ?」





さとみくんがニヤニヤしてる。



何だよ!

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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月18日 19時

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