［夢100］優しい彼 (ページ3)

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1話ページ3

貴女Side

しばらくして目を開けると私は町の真ん中で座り込んでいた

貴「ここは・・？」

私はキョロキョロと周りを見回す

沢山の建物、沢山の人々

沢山の人々には純白の羽が背中についていた

貴「は、羽？」

びっくりしつつ、私は流石に道の真ん中で座り込むのは邪魔になると思い、立ち上がる

立ち上がったとき、私は自分の服に目がいった

今来ているのはお姫様が着そうな高そうな青色のドレスだった

貴「な、何これ。すごく綺麗・・」

こんな綺麗な服着たことない。と思っているとある男性に声をかけられた

？「君、どうしたの？こんなところで」

顔を上げると、金髪の優しそうなすごくイケメンの天使さんがいた(白い羽があるからね)

貴「え、あ、えっと・・・」

ミ「あ、ごめんね。僕はミカエラ、一応この国の王子なんだ。君の名前は？」

金髪の天使さん___ミカエラ様は言った

貴「あ、私は・・ユリアです」

ミ「よろしくねユリアさん！

で、何か困り事かな？」

ミカエラ様は優しく聞いた

貴「えっと・・私、気づいたらここに居て・・・」

ミ「気づいたら？ここまで来た記憶が無いの？」

貴「はい・・。と言うか、名前と歳以外思い出せなくて・・・」

俯きながら呟く

ミカエラ様は何も言わない
変な奴だと思われたかな？と不安を抱いていると

ミ「んー、取り敢えず僕の城に来る？」

なんてミカエラ様に言われた

行くところも無いし、お金もない、なんの力も無い非力の私がこれから一人で何ができるだろうか

それなら・・・

貴「・・いいですか？」

そう尋ねるとミカエラ様は笑顔で「もちろん！」と言ってくれた

こんな見知らぬ人の私を気にかけてくれるミカエラ様はさぞこの国では尊敬されているのだろう

ミ「じゃあ、早速行こうか」

私はミカエラ様に付いていき、ミカエラ様のお城に向かった