LOVE 2～CM (ページ6)

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56～彼女に伝えたかった話 CM ページ6

「別れたの、

知ってたんだ。

ソヨンに聞いた？」

俺の言葉を聞いて、Aちゃんは

俯いて、小さな声でそう言った。

CM 「……ユノヒョンに、聞いた。

俺の推測だけど、多分、別れた当日の、金曜の夜。

ユノヒョンに駅前のロータリーで会ったんだ。」

「ロータリー？？」

俯いていたAちゃんが顔を上げた。

もう、気づいたかな。

「そう。バス停の時刻表の看板近くに立ってた。

あの辺りに立つと、ロータリーにいる人からは

死角で見えないよね。

まぁ、あの時Aちゃんには周りを見渡す余裕

はなさそうだったけど。

きっと、迎えの車が来るまで見守ってたんだ、

Aちゃんのこと。」

俺も後で気づいたんだ。

ユノヒョンがあんなところにいた理由。

なんとなく、フェアじゃない気がして、

Aちゃんに逢えたら伝えようと思っていた。

ユノヒョンの話を聞いてまた泣き始めた彼女の

頭をそっと撫でる。

早く、

Aちゃんが泣き止んでくれますように。

そして、早く前を向いて。

そしたら俺、全力で好きだと伝えるから。