LOVE 2～CM (ページ42)

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なで肩の真相 3 ページ42

無言のまま

全身に少し力を入れると

○○○○はあっけなく私の上から離れた。

起き上がり、部屋着を整えて立ち上がった。

何も言わずにソファに座ったまま俯いてる彼。

クローゼットに置かせてもらっているスウェット

素材のパーカーワンピに着替え、カバンを持つ。

かろうじて外に出てもいい格好。

この時間にヒチョルオッパに電話したらさすがに

怒られるよね、○○○○が…

駅が近くてよかった、駅からタクシー乗ろう。

そう決めて、廊下につながるドアを開けた音で、

○○○○がハッとこちらを見た。

CM 「A！どこ行く「どうもしない。」

CM 「え…」

「だから、ユノオッパが私のこと忘れられないって

言ったとしても、どうもしない。

私は、○○○○が好きだから。」

ほんとは、

なんでそんな事言うの？って問い詰めたかったけど

○○○○が聞きたいならいつでも何度でも

ちゃんと自分の気持ちを答えるよ。

私の好きが伝わりますように。

でも今日これ以上一緒にいても、○○○○は

きっと謝るだけで、何で急にあんなこと言い出した

のかは教えてくれない気がした。

マンションの一階、住民のポストがある一角で、

追ってきた○○○○が駅に向かって走って行くの

を確認してから、駅とは反対方向に歩き出す。

ぐるっと遠回りして駅に着く頃には、

もう○○○○の姿はなかった。

タクシーに乗ってようやく携帯を取り出し、

不在着信はちょっと置いといて、

心配させてごめん、

今タクシーにちゃんと乗ったから。

今日は帰るね。

ってメールした。

タクシーの中で、ふと、せっかくの週末なのに

○○○○に逢えないのつまんないなって考えた。

どんだけ好きなの、私。