LOVE 2～CM (ページ29)

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LOVEな日々 14～CM ページ29

MH 「あれ？

チャンミニヒョン。

今日入ってたんですか？」

厨房からバックヤードに入ると

更衣室から出てきたミノに声をかけられた。

CM 「あぁ、お疲れ。」

MH 「じゃあ、Aヌナ、

待ってればよかったのに。」

CM 「え？」

MH 「え、だって、

ついさっき入り口で

Aヌナと逢いましたよ、俺。

シフトの日じゃないし、シフトの確認にでも

来たのかな？ホント偶然逢えるなんて今日は

ラッキーって……

…いや、なんでもないです、すいません…

ってあれ？チャンミニヒョン？！」

ミノの話を最後まで聞く余裕はなかった。

急いで着替えて、店を出た。

交代のミーティングなんか出てられるか。

今ユナさんを見たら、怒鳴ってしまう。

なんとなく、すぐ家に帰ったとは思えなくて、

店の近くを探し回る。

いた。

Aの好きなカフェ、

通りに面したガラス張りのカウンター席に

座っているのが見えた。

ユナさんの話を聞いたはずのA。

少し遠くから突っ立ったまま、やっと一番近くで

見れるようになった彼女を見つめる。

泣いてない…？か？

でも、絶対引いてる。

しかも俺、ユナさんとはそういう関係に

なったけどすぐダメになったとか、嘘までついた。

もうダメだな、って思うとすごく胸が痛い。

でも好きでもない女を抱くような男、

嫌に決まってる。

もしかしたら俺の気持ちが

重すぎて気持ち悪いって思ったかもしれない。

気がついたらAの横にはユノヒョンが座って

いて、Aは笑っていた。

あぁ、笑った顔が見れてよかった、笑顔にしたのは

俺じゃないけど。

ユノヒョンに、相談するのかな…

その場を離れた俺は、

ユノヒョンが送っていくだろうけど、

もしかしたら1人で帰るかもしれない、

ユノヒョンの家に行くかもしれないけど、

いやAはそんなことしない、

1人で帰るなら俺が送らなきゃ…って

ぐるぐるいろんなこと考えながら、

いつもの改札前に立っていた。