LOVE 2～CM (ページ26)

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LOVEな日々 11 ページ26

もう温かい

飲み物の季節になったな…

何も考えずに頼んでしまったアイスのカフェラテを

飲みながら、しばらく行き交う人を眺めていた。

ショック…は、受けていない。

○○○○がユナさんとそーゆー関係だったことは

ずいぶん前から知っていたから、かな。

それに対するショックは、

２人でホテルに入っていくところを見た時に、

もう充分受けていた。

もちろん引いてもいない。

ただ、なんでそんな事を…って思いは、ある。

他の人と付き合っている子を、そんなやり方で

助けるなんて…あり得ない。

しかも○○○○にはそのあと別の彼女がいたし…

ほんと、わかんない。

○○○○とユナさんが付き合うことで、

もうユノとユナさんのことを心配しなくていいって

身勝手な安堵をした覚えはあるから、

助けてもらったことに間違い無いけど。

それよりも。

私、ユナさんが嫌い、なんだよね。

ユノのことが大きな理由の１つだけど、

なんとなく合わない、合わないもんは合わない。

だから、○○○○がユナさんを好きだったって

事実は、心の奥底にずっと引っかかってた。

なんでユナさんなの？

なんでユナさんを好きだったの？って…

あーほんと私、何様？

でももしそれが、

さっきユナさんが言っていたように嘘、だったら？

どうしよう。

もしそうだとしたら、私…今かなりホッとしてる。

嬉しい、まではいかないけど、よかったって…

よかったって思ってる。

○○○○が、

ユナさんを好きだったわけじゃなくて、

よかったって…

○○○○のその時の気持ちを考えたら、

自分勝手過ぎて自分が嫌になるけど。

ほんと、私はなんて嫌な女なんだと

ため息をついた時、

隣の席に同じアイスのカフェラテが置かれた。

あーこの人もアイス頼んじゃったんだな、

と思ってチラッと見たら、

「隣いいですか？」

って。

なんで今会うかなぁって思わず笑ってしまう。

タイミングが良いのか悪いのか、

やっぱり恐ろしくスーツの似合うユノが

立っていた。