LOVE 2～CM (ページ25)

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LOVEな日々 10 ページ25

○○○○に

気づかれないように

ここを離れなきゃ、店から出なきゃ…

最初に思ったのはそんなこと。

厨房にいた○○○○がユナさんの言葉になんて

返事したかは聞こえなかった。

着替えのために更衣室に入ってきたユナさんは

チラッと私を見て、

お疲れさまーと言った。

こんなところで負けたくない、なんの勝負かわかん

ないけど。

私もお疲れさまですって普通に返事をして、

急いで更衣室を出た。

厨房の方を見ないように、従業員出口から急いで

出ようとして、夜シフトに出勤してきたミノくんに

ぶつかりそうになった。

MH 「おっと！

わっ、Aヌナ！こんばんは！！

あれ、今日シフト入ってませんよね？って

いや別にストーカーじゃないですよ！

…いや、あの

交代の時に逢えたら嬉しいなーと思ってたまに

チェックしてるだけで…

あぁーーすいません！！チャンミニヒョンには

どうか内緒にしてくださいっ汗」

ミノくんが何か言ってるんだけど、

頭に入ってこない。

「うん、大丈夫。

急いでたから、ドア、急に開けてごめんね。

じゃあ頑張ってね、お疲れさま。」

MH 「はい…

あ！帰り気をつけてくださいね！」

「うん、ありがとう。」

…ようやく１人になれた。

家に帰るつもりだったけど、まだ終電まで時間も

あるし、今は誰にも会いたくない。

駅前のカフェに入り、

外を歩く人が見えるカウンターに腰掛ける。

身代わり。

これだな、○○○○が言ってた、

もっと引くことって。